エリジウム

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第9地区のニール・ブロムカンプ監督作品ということで期待大であった本作。
早速、公開日に観てきたのでその感想。

結論から言うと第9地区のレベルを期待すると肩透かしを食らうレベル。
つまらなくはないが、特別面白くもないといった感じ。
第9地区とは打って変わってマット・デイモン、ジョディ・フォスターというハリウッドスターを起用しているが
脚本が薄っぺらいせいでというか、これじゃあ誰がやってもさほど変わらんよなぁという内容。
悪役の人がどうも第9地区の主役の人っぽいよなぁと思ってて帰ってからWikiるとやっぱりそうだった。
第9地区ではヒョロい役人役だったが今回はマット・デイモンとバチバチの肉弾戦を行うマッチョな役w
しかしこの人、声が独特で変にカン高いので今ひとつ迫力に欠けるのであったw

一方世界観、乗り物、武器なんかは近未来的なリアルさが上手に描かれていた。
ビームシールドや無人円盤兵器など、これどう見てもF91からパクったやんみたいな
ものも見受けられたがw
そもそも人口爆発で宇宙に移民したってそもそもガンダムやしw
まぁこっちは富裕層が宇宙に行っているのでガンダムとは逆ではあるが。
その他では日本刀や手裏剣、最後のバトルシーンでは梅のような花が咲く場所で戦うといった
日本的な描画が見受けられた。この監督、日本贔屓なのだろうか?

ラストでこれまでエリジウム内で富裕層のみ利用できた医療ポッドが
誰でも利用できるようになり、地球へそのポッドが送られる。
ワーッと人々が殺到してエンディングを迎えるのだが、そもそも人口が大きな問題となっているのに
これまで助からなかった人までが助かって、これは果たしてハッピーエンドなのか?という点だけが唯一この映画で考えさせられた点だった。

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